Solargene-入植8日目 水の電気分解と炭化水素合成についての考察

EURAを参照したところ、スクリーンショットの配信を認めない旨があったため、画像なしでお送りします。


新バージョンでは、バイオマスをバイオリアクターで発酵させて炭化水素を得る方法が非効率で使い物にならなくなってしまった。

なので、炭化水素を得るには、電気分解装置で水を「水素」「酸素」に分離し、水素を二酸化炭素と結合させて炭化水素を作るという方法を取らないとならない。

しかし、魚9キログラムを培養するのに、炭化水素90Kgが必要。90Kgの炭化水素を合成するのに必要な水の量が3240Kgという途方もない量になるので、いつまでも自給自足が出来ず、ゲームが進まない。

どこが問題なのかを突き止めるため、まずは「電気分解」プロセスを見てみよう。

450Kgの水を電気分解すると、水素50Kgと酸素400Kgになるという。一見、出来る水素が少ない! と思うけど、このプロセスは分子量的には正しい。

水の分子量は18、水素の分子量は1、酸素の分子量は16だ。多分中学で習ったと思う。
電気分解の化学式は、簡単に書くと、

H2O → 2H + O

多分この化学式は、中学で書くと×を食らう。しかし、あえて簡単に書いた。
上の式に分子量を当てはめると、

H2O → 2H + O
18  → 2  + 16

分子量をそれぞれ25倍すると、

450  → 50  + 400

ほら、分子量的に、化学的にリアルなんだ。

ただし、上記の電気分解プロセスには落とし穴がある、もう一度見てみよう。

この書き方だと、水450Kg から 酸素400Kgの変化と、 水450Kg から 水素50Kgの変化が同時並行に行われていることになる。 多分設定のミス。
これにより、1時間当たり450Kgの水が消えてなくなる計算になる。
化学プラントとかでロスは日常茶飯事だから変換効率を考えてこんなロスを仕込んだのかもしれないが、2050年の火星での技術で、変換効率50%ってのがちょっと引っかかる。

なので設定のミスだと信じたい。

シリアルメタンシンセサイザーのプロセスをチェックしていこう。

こっちは、同時並行で炭化水素と酸素が作られていて、かつ、化学的にも滅茶苦茶だ。
水素は軽いので、必要量はもっと少ないハズ。

1時間あたりの炭化水素生産量22Kg/hの近似値に合わせると、
二酸化炭素66Kg、水素6Kgから、炭化水素24Kgと、酸素48Kgが生成されるのが妥当。

そして、これらの結果から、魚を9キログラム得るには、

このようになる。

水が300Kgならまだ妥当ではないだろうか?

これを開発者にメールしてみた。

It is difficult to get methane gas.
Please change the game balance.

I think there is something wrong in the electrolyzer process.

-Water(450kg) -> Hydrogen(50kg)
 -Water(450kg) -> Oxygen(400kg)

is wrong. I think the correct is as follows.

 -Water(450kg) -> Hydrogen(50kg) + Oxygen(400kg)

I think there is something wrong in the process of the serial methane synthesizer.

 -Carbon dioxide(22kg) + Hydrogen(45kg) -> Methane(22kg)
 -Carbon dioxide(22kg) + Hydrogen(45kg) -> Oxygen(45kg)

is wrong. I think the correct is as follows.
I’m thinking molecular weight.

-Carbon dioxide(66kg) + Hydrogen(6kg) -> Methane(24kg) + Oxygen(48kg)

以下が返事。(原文通りではなく意訳しています。)
わざわざ返事をくれたことに親近感!

こんにちは!

はい、全くその通りです。 これを行う予定ですが、ゲームの仕組みを変更する必要があります。 次のバージョンのいずれかで対応しますね。

すぐには直せないけど、次のバージョンで対応するっぽい。
それまでは、MOD「リッチマーズ」を使って遊ぼう。

コメント

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